freeeの「キャリアよろず相談窓口」とは?これであなたの道も拓かれる!
こんにちは!フリー株式会社のtuttyです。
普段、私は営業活動に従事しているのですが、その傍らで「キャリアよろず相談窓口」の相談員としてfreeeのメンバーとキャリアのお話をしています。
冒頭からあまりに胡散臭いタイトルになってしまいましたが、この取り組みによって救われた一人の人間のお話をしたいと思います。
キャリアよろず相談窓口とは
2024年1月、DEIチーム主導の元「キャリアよろず相談窓口」が開設されました。「キャリアに対しての漠然とした不安を、寄り添って一緒に考える」がコンセプトのこの制度。社員であれば誰でも相談することができます。
相談員のラインナップはとても幅広いです。
私のように新卒でfreeeに入りました!という人間から、外資系や官僚出身、はたまたfreeeで育休や産休を経験したメンバーや、Globalエンジニアチームのメンバーなど、性別・年齢・国籍・経歴問わず幅広いバックグラウンドを持つメンバーが相談員についています。
「キャリアよろず相談窓口」を設置した、その背景とは
freeeは2年連続でD&Iアワードのベストワークプレイス(最高賞)やトップインクルーシブカンパニー(Top Inclusive Company)賞を受賞しており、一人ひとりの社員にとって、DEIB(多様性・公平性・インクルージョン・帰属意識 ) を高い水準で担保している企業である、ということが認められています。
トップインクルーシブカンパニー(Top Inclusive Company)賞は、全社員一人一人がどのくらい公平性、インクルージョン、帰属意識(IEB)を職場で実感できているかを調査・数値化し、回答結果をもとに採点するものです。調査データの中でも、「ライフプランの変更(例:結婚、出産、介護など)があっても周囲からのサポートを得られやすい」とか「初めて入社した時、私は快く仲間として受け入れてもらえた、と感じた」スコアが非常に高く出ています。
ただ一方で、「職場では、私のロールモデルとなるような社員がいきいきと働いていると思う」というスコアが低いことが明らかになりました(2023年時点でのスコア)。
つまり、とても懐の広い、働きやすい職場である一方で、ロールモデルがわからず、誰を参考にキャリアを積めばいいのかわからないと感じている社員がいるということです。
私自身はfreeeに新卒入社し6年になりますが、自分のやりたいことをやらせてもらっているなと感じています。一方で、セールスとしてキャリアを歩んできたものの、今後ライフステージの変化とともに、同じように働き続けられるのか、不安に苛まれることもあります。
じゃあ、このモヤモヤや不安を誰に相談すればいいのか、同じような経験をした人はいないか、と辺りを見渡してもなんとなく思い浮かぶような浮かばないような。。
そんなキャリアの迷える(子)羊たちに向けて、「キャリアよろず相談窓口」が開設されました。
冒頭でもお伝えしたように、「キャリアに対しての漠然とした不安を、寄り添って一緒に考える」がコンセプト。「悩みを解決する」のが目的ではなく、まずはこんな人がfreee社内にはいるよ、話を聞くよ、というスタンスなのです。
実際に相談員をしてみた
施策開始から、私も何人かとお話させていただく機会をもらいました。
「相談員」と言っても私はキャリアコンサルタントの資格を持っている訳でもなく、コーチングの勉強をしたわけでもありません。何に悩んでいるのかをざっくばらんに話しながら紐解き、自分のこれまでの経験を開示する・・・「相談」というより「おしゃべり」に近い感覚でした。
はじめは、こんな感じでいいのか私自身も確信が持てなかったのですが、相談者の方からはポジティブな反応をいただくことが多く、多分間違ってはいなかったんだと思います。
実際、「キャリアよろず相談窓口」を受けた方からの感想の声を紹介します。
「ジャーマネ(※2)への相談だと、どうしても「FBを受ける」ことが前提となりなかなか弱音を言い出しづらい部分もあった。漠然と悩んでいる場合はただ聞いてみてほしいだけのことが多いので、その受け皿としてとてもいいなと思いました」
(※:freeeではマネージャーのことをジャーマネという)
「普段の業務で関わる人から得られるものとは、また違った別の観点の意見を聞けたのは良かった」
「漠然と働き続けられるかという不安を持っていましたが、実際に同じような働き方をしている人の話を聞いて、自分もなんとかなるかも?と思えるようになりました!」
そんな私がキャリアに悩み、相談をしてみた
ここまで偉そうに高説を垂れていた私ですが・・・
ちょうどキャリアの転換期を迎え、「キャリアよろず相談窓口」を利用することとなります。
2年ほどジャーマネとして、メンバーのサポートを行っていたのですが、もっと新しいチャレンジをしたいと思い、今年の夏から新規業界の開拓を行うことになりました。
新たなチャレンジを始めて3ヶ月。
新たな業界を攻めていくにあたり、どんな業界で、どんな顧客像で、どんな課題があり、freeeの製品の何がハマるのか・・・模索しながら日々目の前のお客様と商談をしていたのですが、
結論から言うと、何の成果も得られませんでした。
最初の1ヶ月は新たなチャレンジに、血湧き肉躍る、日々。
ただ、何も見出せない日々が続き、段々と沈んでいく。。。
「あれ、本当に自分がやりたいのってなんだっけ・・・」
「この業界の開拓って私じゃなくてもいいよな・・・」
「もうやめちゃいたいな・・・」
こんなマイナス思考が働き、さらにはちょうどライフステージの変化も重なって、仕事に集中しきれないことが多くなりました。
とはいえ、わがままを言ってやらせてもらったチャレンジ。
このままじゃいけないと思っていた中、頭をかすめたのが「キャリアよろず相談窓口」です。
実はこの制度、相談員との相談時間前に、一次相談員との1on1があります。
一次相談員が話を聞いた上で、適切な相談員をアサインしてくれる仕組みになっています。
一次相談員のmioさんとの1on1で、ここまでの経緯を洗いざらい話します。あーだこーだと思うがまま、頭に浮かぶがまま、、、自分の本音を吐露しました。こうやって吐き出しただけで、私のモヤモヤの8割くらいは解消されていきました。
正直mioさんとの1on1だけでも十分に気持ちが晴れていたのですが、
「tuttyの今の悩み、Sさんにぶつけてみたら?」と、プロダクト側のトップの方にいるSさんを相談員として紹介してもらいました。
Sさんはレイヤーもかなり上の方で、業務で関わることも一切なく、相談相手として思いも浮かばなかった方です。
そう、実はこの制度、「一次相談」がとても肝。
社内の多くのメンバーを知っている1次相談員が相談者をアサインしてくれる仕組みになっているので、普段話せない人にキャリアの相談をすることができます。
Sさんとの1on1当日。
自分に時間を割いてもらうなんて申し訳ない・・・と恐る恐る当日を迎えたのですが、、、
結論、相談してよかった💃
Sさんはこれまで、freeeの多くの新規事業に携わってきており、私が今直面していることを洗いざらい聞いて、一緒に課題の整理を手伝ってくれました。一人で抱え込んでいたら絶対得られなかったような閃きやアイディアをいただき、今私も気持ち新たに業務に向き合うことができています。
さらにSさんとの繋がりができたことによって、今後頼れるパイプができた、というのも大きな収穫です。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
freeeの「キャリアよろず相談窓口」で目指しているのは、「キャリアの悩みを解決する」ということではありません。
むしろ、「このモヤモヤはなんだろうな?」「なんとなくこの思いを誰かにぶつけたいな」という燻った火種のようなものを気軽に話せることを目的にしています。
最終的なキャリアの答えを持っているのは、あなた自身です。
でも、そこに向き合うためには非常に労力がいりますよね。
でも「キャリアよろず相談窓口」にいけば、そこに向き合うことをサポートしてくれます。
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