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Vol.8 freeeのマネージャー育成・支援の取り組み(後編)―300名以上のジャーマネの活躍・成長を支える仕組み―

 こんにちは。freeeのMember Developmentチームのkissyです。
 前回のVol.7では、「ジャーマネ」の期待役割について、組織拡大による変化も交えながらお伝えしました。今回はジャーマネ育成・支援施策の具体的な内容についてご紹介します。


新任ジャーマネ・オンボーディング・プログラム

 組織が急拡大する中、freeeでは現在、年間100名以上の方が新たにジャーマネになっています。ジャーマネの早期の立ち上がりは重要なテーマとなっており、その支援のために新任ジャーマネに向けたオンボーディング・プログラムを整備・実施しています。
 オンボーディング・プログラム、ジャーマネ着任後3か月以上続く内容となっており、以前は最低限の知識や情報のインプットにとどまっていましたが、この半年間でジャーマネの役割理解や人事制度運用、1on1に関するスキルトレーニングも含めてコンテンツを拡充しました。
 より効果的なプログラムとなるように、研修コンテンツの質向上や実施タイミングの最適化、実務との接続など、試行錯誤を重ねながらプログラム全体をアップデートしています。

オンボーディングの全体構成

ジャーマネの”6つの鍵”の理解・実践研修

 ジャーマネの役割定義と“6つの鍵”について理解を深めていただくことを目的に、全てのジャーマネを対象とした研修を実施しています。“6つの鍵”の意図や考え方、実践上のポイント等をインプットすることに加えて、グループワークを通じて、直近のサーベイ結果の振り返りや課題設定に取り組み、“6つの鍵”の内容理解にとどまらず、実践につなげるためのきっかけづくりも行っています。
  研修アンケートではポジティブなコメントが多く、研修後のジャーマネ・フィードバック・サーベイ(後述)のスコアも着実に向上しています。一方で、”6つの鍵”をより高いレベルで実践するには、マインド・スキルの習得も必要になるため、体系的な研修プログラムの整備を本格的に進めていっています。その経過や結果についても今後の記事でお伝えできればと思います。

ジャーマネ・フィードバック・サーベイ

 “6つの鍵”(行動指針)の実践度を測るサーベイを四半期ごとに実施しています。メンバーからの定量評価と定性コメントを収集し、ジャーマネの振り返りと課題設定をサポートすることで、“6つの鍵”の実践度を継続的に高めていくことが狙いです。
 サーベイ結果の分析から、“6つの鍵”の実践度とチームの成果に強い相関関係があることも分かってきており、この結果を重要指標として定点観測し、ジャーマネ向けの施策の検討や効果測定にも活用しています。

 これらの施策はそれぞれが単発の施策ではなく、“6つの鍵”を基点に、課題設定→実践→フィードバックのサイクルがまわるように相互につながりを持たせて設計・運用しています。このサイクルを継続的に回すことで、“ジャーマネ力”の向上を目指しています。

おわりに

 2回にわたって、freeeのマネージャー育成・支援の取り組みをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?担当者として取り組みの進化を実感する一方、新たな課題も見えてきており、まだまだチャレンジは続いていきます。今後のさらなる進化にご期待ください!!
 次回は、freeeのタレントマネジメントの取り組みについてご紹介します。お楽しみに!