Vol.3 社員1人ひとりの成長を測る指標”インパクトマイルストーン”とは? 等級との違いについてお話しします!
こんにちは!
freeeのMember Developmentチームのkogurinaです。
Vol.3は、freeeの人事評価制度の骨格となる”インパクトマイルストーン”について紹介していきます!
「あー、はいはい。インパクトマイルストーンね。知ってるよ!」
と答える方は、ほとんどいないと思います。
freeeの制度はユニークな名称で運用されているものが多く、私も入社後に初めて聞いた時は「???」という状態からスタートしました..。
インパクトマイルストーンとは、いわゆる人事制度における”等級”のような、評価や報酬の土台となる機能を持つ指標ですが、その1番の目的は「freeeのミッション実現に向けてインパクトを創出する力を効果的に高めること」にあります。
成長支援に取り組んでいる人事・経営者の方や、
成長機会を求めてfreeeに興味を持っていただいている方は
ぜひ読んでもらえたら嬉しいです!
freee style人事制度「インパクトレビュー」とは?
まずインパクトマイルストーンの紹介前に、freeeの人事制度についておさらいしましょう。(全体像を知りたい方は、Vol.2を見てみてくださいね)
freeeの人事制度は「マジ価値を届けきるための成長を加速する人事制度」というコンセプトの下に作られており、その中の人事評価におけるプロセスのことをインパクトレビューと呼んでいます。
このプロセスは四半期に1回のサイクルで行われており、
業績・成果に紐づく成果指標と、成長に紐づく成長指標の2つの指標でレビューを行っています。
この成長指標のことを、
freeeではインパクトマイルストーンと呼んでいます。
成長を測る指標”インパクトマイルストーン”とは?
freeeのインパクトマイルストーン(以下IM)は、
IM1からIM13までの13段階に分けられています。
成長するとIMが進み、IMが進むほど創出できるインパクト・成果が大きくなる、という考え方です。
とはいえ、個人の成長をどうやって測るのか?
と疑問を持つ方がいるかもしれません。
IMは、「インパクト創出力」と「たけのこ力」の二軸を基準にして定義されています。
例えばIM1の定義では、「freeeの価値基準や全社のミッションを理解することに積極的であり、高いコミットメントで業務に取り組むことができる」とありますが、
それがIM2に進むと「自身が担当する領域や業務について、サポートを受けながら期待されたインパクトを出すことができる」といった内容で、インパクト創出力における成長の度合いが言語化されています。
半期ごとの評価によって、次のIMの定義を「安定的に満たしている」と判断された場合に次のIMに進むことができます。
「インパクトマイルストーン」という呼び方に込められた思い
ここまで読んでみて、独自の用語が多いと感じた方もいるかもしれません。
なぜ、一般的な用語の「グレード」や「等級」と呼ばないのでしょうか?
その答えは、一言で言うと、「freeeの価値基準や人事制度のコンセプトとマッチしないから」です。
freeeの人事制度は評価をすることが目的ではなく、
「マジ価値を届けきる」というミッションの実現に向けて、
インパクトを大きくするため・そしてそのためにメンバーが成長するための指標として活用しています。
また、「ムーブメント型チーム」として全員フラットな議論ができる組織を目指しており、そこにグレードや等級という(上下が意識されるような)言葉はふさわしくないと考えています。
そのため、IMには職種や役職における違いも設けていませんし、次のIMに進んだ時は「昇格」「降格」という上下関係をイメージさせるものではなく「進む」「戻る」と呼んでいます。
freeeはミッションやカルチャーが強い会社と言われることが多いですが、
こういった1つ1つのこだわりが、freeeのカルチャーを醸成しているのだと思います。
この記事のまとめ
☑️ freeeは成長を測る指標として「インパクトマイルストーン」を用いている
☑️ インパクトマイルストーンは①インパクト総出力②たけのこ力の2軸で定義され運用されている
☑️ freeeの人事制度の目的はミッション実現に向けてインパクトを創出する力を効果的に高めること
次回は、freee style人事制度の3本柱について詳しく解説していきます!
どうぞお楽しみに!