freeeの選考で出会うリクルーターってどんな人か知って欲しいので書きました|freee 長島
こんにちは。freeeで中途採用のリクルーターをしています、長島です。
今回noteを書こうと思ったのは、日々、リクルーターとして候補者のみなさんとお話しをさせていただく中で、「選考〜入社手続きくらいまで、一番長くみなさんとお付き合いさせていただくのに、Xでゆるゆるポストしている以外、自分の情報どこにもない。笑」と思ったので、「長島ってこんな人だよ。」を知っていただくために書いてみることにしました。
freeeのリクルーターって何をやっている人?というよりは、freeeのリクルーターやっている人ってどんな人?路線で書きました。業務についてはまたどこかで書こうと思います。
freee入社3年目なので結構今更感ありますが、良かったらぜひ最後までお付き合いください。笑
まずは自己紹介
「HRでキャリアを創る」というマインド形成からfreeeを選ぶまで
1社目は新卒で某大手カフェチェーン店に入社しました。当時は就活典型例で「やりたいことはないから、好きなこと×不得意ではないを仕事にする」ことだけ考えて就活していました。
新入社員として入社後、現場研修を経て、2年目から店舗店長を経験させていただきました。今思えば社会人なりたての若いうちから店舗の経営をやらせてもらえるなんて貴重な経験だったなと思います。「ヒト・モノ・カネ」を動かして経営を経験できる。体力的にも精神的にも大変でしたが、自分なりに目指したいお店の姿があったので、頑張れた記憶があります。
「1杯のカップを通じて、関わる人が笑顔であること」
これは店長時代に漠然とかかげた理念でしたが大事にしていました。
日々の仕事の先には必ず、一緒に働く従業員、来てくれるお客様の顔があったこと。「1杯のカップを通じて」というのは、そういう言葉にはしにくいものが自然と伝播していくイメージをそこに重ねていました。
売上をガッと上げるなら、シフトを削る、オペレーションを簡略化する
、接客を機械的にする、などやりようはありますが、一緒に働く人が「ここでずっと働きたい」と思えること、お客様が「店舗はどこにでもあるけど、なんかこのお店がいい」と感じてもらうことの方が、長い目で見た時に「いい経営になるかもしれない」と漠然と思っており、ブラしたくないという根拠のない想いを、当時は強く持っていた気がします。
もちろん、こういう考えにすぐに至っていたわけではなく、着任したお店で苦く笑えない経験をした時期があり、だからこそ「自分が理想とするお店(=組織)にするためには、まず何をし始めるにもそこに集まる「人」が重要だ」と思い、その最たるものが「採用」だと僕は感じていました。
その後、マネージャーや当時の事業部長に「会社の採用に関わりたい」ということを伝えていたものの、当時はまだ入社して間もないですし、会社の状態的にも今いる人とチェンジさせるような柔軟な組織変更などはなかなかしにくい環境だったと思うので、声をあげてもなかなか通らない状態が続きました。
その結果、自分が今熱をもってやってみたいと思えている仕事を、数年後この組織で本当にやれるのかわからない。それならば、合う合わないもあるかもしれないけれど、それを身を持って体験する時間も含めると、思い切って外に出てみるのはどうだろうか、と思い転職することを決意しました。
とはいえ、どうせ外へ出るなら計画的にと思い、当時事業会社で採用をやるにはどんな経験が必要かをスカウトサービスや人材紹介の求人の要件を見て、具体的にこういう経験(当時は人材紹介経験○年/事業会社での採用経験○年みたいな感じ)が必要で、これを得ていればまず入口に立てるぞ、と計画し、未経験でも挑戦できる人材紹介でキャリアを歩むことに決めました。
自分の介在価値をどこで発揮したらいいかわからず、迷子になりながら進んだ時間
こうして、不安と期待を混ぜ合わせながら新しい環境へ飛び込むことになるのですが、ご縁あって入社した企業は、組織がどんどん変化していくフェーズの人材系メガベンチャーで、自分が入る部署も立ち上がって2年目くらいのサービスのところでした。
当時は世間的にも、徐々に「ベンチャー企業」という言葉を目にする機会が多くなってきた頃でもあり、せっかく転職するなら、1から頑張るくらいの気持ちで行きたいと思いましたし、そこで頑張れたらいい成長ができそうと感じて入社を決意しました。
入社後はキャリアアドバイザーとして求職者の就職活動に向き合い、その人に合う企業をご紹介し、内定〜意思決定まで伴走することになりました。さまざまな求職者と出会い、複数の企業を紹介しながら、その人のキャリアを一緒になって考えることは貴重な経験でした。ただ、一方でベンチャー組織ならではのスピード感や年齢問わず周囲の優秀さに圧倒され、環境に適応することに苦戦し、「自分の学生時代の就職活動って本当によかったんだろうか」まで考えたりして、ある種のコンプレックスを強く自覚する時期でもありました。
またそれと同時に、キャリアアドバイザーとして思ったように成果が出ず、求職者のことを考えるあまり、この企業が本当にこの人のキャリアにとってプラスなのか、この人がこの企業に行くことが本当に幸せなのか、そんな感覚がどうしても拭えず、量を追うことやパッケージにして求人を出すなどなどの会社の方針と自分の気持ちをうまく適応させることがなかなかできませんでした。
振り返ると、アンラーンが全くできていなかったと思います。笑
それでも良いように言いますが、自分の中で大事にしたいことが、言葉にはしきれないもののなんとなくはあって、それが少し見えたのかもという意味では、転職したから気がつけたことでもあり、自分にとっては必要な経験だったように感じています。
30代以降を見据えて、残りの20代の時間をどうしたいか、立ち返る転職だった
freeeへの転職は、本当に偶然でした。
もともと1社目を飛び出すときにHRのキャリア形成をしていきたいという計画で転職し、いずれは事業会社でのHR経験を積むことは要素に入っていたものの、2社目を過ごす中で、漠然とこのままこの会社で仕事・キャリア形成をしていくのもありなのではないかと思っている自分もいました。
一方で、自分の中でなんとなくですが、「今の自分って世の中にある他の会社からしたら、どう見えているのだろう?ここで得た経験って本当に外でプラスになるのだろうか?」と不安になっている気持ちもありました。そんなことを思うようになっていた矢先、たまたまスカウトでfreeeから声をかけていただいたのが、始まりでした。
freeeの人たちと接点(面談や面接)を重ねる時間は、徐々に自分が仕事を通じて何をしたいのか、どうして1社目を飛び出してまで行動を起こしたのか、思い出されていくような時間でした。そしてそれと同時に、「じゃあ20代の残りの時間、どんな環境で何を身につけ、どう還元していくか。30代の自分が、このときを振り返ったらどんな言葉をかけるだろうか?」と言葉を自分に送った時に、「もし縁があるなら、残りの時間はfreeeで過ごしたい」と思うようになっていました。
そう整理がついてからは、割と気持ち的に軽やかでした。むしろ選考中の方が深く考えさせられることが多かったです。
最終的に入社の決め手となったのは、20代の残りの時間を使って、freeeで成長したいと思ったのと、もう1つは会社が掲げているミッションと、それが実現した世の中が今よりもっと良くなるイメージがあった(自分なりに思ってた身近な課題感)こと、そしてそのための仲間集めをする(=採用)ことはとても意義のあることなんじゃないかと、自分の中で繋がったからでした。
今は、中途採用チームでリクルーターとして、横断で事業の採用に関わっています。主にセールスやマーケティング、事業開発を中心に、bizサイドの採用を担当しています。候補者さんと面接官の間のリレーションを深めたり、社内のみんなと一緒に、freeeの選考体験向上に努めるなど活動しています。みなさんとは選考途中に、リクルーター面談として面接の前後でお会いさせていただくことになるとおもいますので、そのときはぜひよろしくお願いします。
最後になりますが、今freeeは組織・事業フェーズともに、さらにもう1ステップ突き抜けるため、さまざまなことにチャレンジしています。
ぜひ、一緒にfreeeの世界観をより拡げていってくれる方とお会いできたら嬉しいです。