見出し画像

透明書店店長遠井の透明日報 | 9月編(後半)

スモールビジネスを深く知るため、「透明書店」をつくったfreee。店名の「透明」が示すのは、“ありのままの情報をオープンにしていく”という決意です。
毎月の出来事をお金まわりと共に詳しく紹介した「お金まわり公開期」は最終回となりましたが、これからも透明であるために、店長遠井が記録する業務日誌をリアルにお届け! 日々の小さなお金の動きやエピソードを発信します。


9月16日 月曜日

天気:くもり
売上:¥31,737(18件)

  • 来店者数は昨日のスペースレンタルを除いたのと同じくらい(40名ほど)。オープン直後と16時過ぎ~17時頃がにぎわう。

  • 返品を出す。仕入れ値で約¥60,000ぶん。 

9月17日 火曜日

定休日

9月18日 水曜日 ※臨時営業日

天気:晴れ→雨
売上:¥6,520(4件)※イベント売上:¥101,200(会場16名、オンライン参加23名)

  • 『改訂新版 東京 わざわざ行きたい街の本屋さん』の制作に関わった方が来店。『インド夜想曲』を購入。パネル展の写真を撮っておられた。

  • 13:30-17:00の来客数が2名だった。本来定休日なので臨時営業しているという告知が足りなかった(のと、天気があやしい)のが原因だろう。今後臨時営業は少なくとも1週間前とかからは毎日告知したい。

  • イベントは水野さんに作っていただいた雲南省のプーアル茶によるチャイを提供。とてもおいしくスパイスを心地良く楽しめた。トークは稲田さんと水野さんの、真逆の指向性だけど根底で熱意が通じ合っているようなすばらしいテンションで、お二方の本を書くこと(や、料理をすること)についての考えが濃厚に聞けた2時間だった。

9月19日 木曜日

天気:くもり
売上:¥15,940(7件)

  • 取材2件(岩見さんとあずにゃんさんが対応)。取材で来られたなかのお一方が、濱口竜介『他なる映画と1』『同 2』など映画本コーナーをほめてくださったり、買いたい本が20冊くらいあると仰ってうれしかった(※遠井は映画は全然詳しくはない(どころかほぼ観ない)、、ですが映画評論で重要と思われる本を少し置いています)

  • 棚主さんがお友だちと来店。新たに設置した絵本『たね』をそのご友人の方が購入。この本はタムラ堂という版元から出ている、インドの工房で作られたもの(以前この方が設置された『世界のはじまり』もそう)。とても美しく手触りや色が豊かな、飛び出したり広がる仕掛けもある、まるで世界そのもののような絵本だった(タムラ堂の方はもと福音館書店だったとのこと)。

  • 明日から11/1まで、計¥2,000(税込)以上ご購入のお客さまにはクッピーラムネをプレゼントします。(クッピーラムネ単品では通常通り¥349で販売)。

9月20日 金曜日

天気:晴れ
売上:¥26,939(12件)

  • 遠井店長振休のためrihiが店番。

  • クッピーラムネを2,000円以上ご購入いただいたお客様2人にお渡し。本当はもう1人いらっしゃったが気付くのが遅れて間に合わず。。

  • 赤ちゃん連れのお客様が絵本『おおきい ちいさい』をご購入。自分が店番の時では初めて絵本が売れた。

  • くどうれいんさんの『わたしを空腹にしないほうがいい』と和氣さんの『改訂版 東京 わざわざ行きたい街の本屋さん』が本当によく売れる。

  • 業務連絡

    • MacとiPadの充電ケーブルは他ケーブル同様、特に片付ける必要性がないと思ったのでそのままにしています(地味な業務削減)

9月21日 土曜日

天気:くもり 
売上:¥48,874 (22件) 

  • 14時までに25名ほど来店と、最近にしては早い時間からにぎやか。

  • 14:30過ぎにも15名ほど集中して来店。15時台も10名ほど。最近にしては(同上)。若干気温が低くて動きやすいと判断した方が多いのか?

  • 16時以降しずか。

  • 17時過ぎにいきなり15名ほど。うれしいが謎。今日は混むときと空いているときの差が激しめ。

  • 母娘とおぼしきお二人連れのそれぞれ購入された本が『ものぐさ精神分析 増補新版』『崇高と美の起源』で、人文棚を作ってよかったと思った。

  • クッピーラムネを9個無料配布。

9月22日 日曜日

天気:くもり 
売上:¥76,064(31件、うち2件ECサイト売上)

  • 今日も14:30頃までに25名ほどだが、昨日よりはお客さまは時間帯がばらけて来店。その後含めてトータル60名ほど。今日は人通り自体最近と比べると多い印象でもあった。

  • クッピーラムネを配りまくっている(10個)。それはイコールお客様あたりの単価が低くないということだからそういう点ではうれしい。完全に余談だが、アダニーヤ・シブリ―『とるに足りない細部』を購入されたお客さまに今クッピーラムネを差し上げていると言いながら本といっしょに渡したら、互いに苦笑してしまった(本の雰囲気とこのやり取りの雰囲気がかけ離れていて)。が、苦笑していられる世の中であるように、もっと苦笑していられる場面を増やせるように生きていかないといけないと思った。

  • 返品了解を求めるFAXを数社に送る。返信があってから返品として送って検収されるのは月をまたぐかもしれない。

  • ECサイトにリトルプレスを3点アップロードしたら、2名から注文があった(うちお一方は他のものも併せて5冊購入)。

9月23日 月曜日

天気:くもり
売上:¥79,065(45件、イベントドリンク含む、1件ECサイト売上)※イベント売上:¥137,500(会場25名、オンライン29名) 

  • 「スタンプノート」=御朱印帳はないかと外国人観光客(フランスの人)に聞かれた。少し前も同じことがあったので、調べて英韓中で入荷するといいかもしれない。

  • 13:30~15:00で25名ほど来店。にぎやかな印象。

  • 15:00過ぎも15名ほど。この3連休は来店者数が真夏と比べて戻ってきた感。イベントも満員で良かった。

9月24日 火曜日

定休日

9月25日 水曜日

定休日

9月26日 木曜日

天気:晴れ
売上:¥37,174(22件、イベントドリンク含む、うち1件貸し棚更新、うち2件イベント当日受付)※イベント売上:¥29,700(会場6名、オンライン10名)

  • 農文協の方が来店、10/21イベントについての話をし、フェア展開用ポップを受け取る。コーヒードリップバッグをご購入いただいた。

  • ご近所の書店の店主さんが来店。『ホットサンドだより』をご購入。

  • イベントはとてもおもしろい内容だった。本をもう少し売れる工夫をしたい(文芸系の本は、ファンの方は発売直後にもう買っているような感じがした)。

9月27日 金曜日

天気:雨
売上:¥39,622(15件、うち1件貸し棚更新)

  • カツキミオさん来店。10/4~10の展示の搬入。この期間に他のイベントがないので、グッズの設置用にレジ前平台を使ってもらうことにしました(ハイテーブルは移動します)。

  • 新潟で寄付型・無料の本屋をされている方が来店。起業時代の特製表紙ヴァージョンの撮影に大崎に来られて、透明書店を勧められてお越しくださったとのこと。ありがとうございます!!

9月28日 土曜日

天気:くもり
売上:¥65,117(27件) 

  • 今日も先週末と同じくらいの入り(60名近く)。

  • 外国人のお客さまで、「ポスターはないか」(くらげロゴを大きくあしらっているような)という問い合わせがあった。

  • 外国人のお客さまで『KANJI STARTER』を購入された方が、スケッチブックはないかと仰った。漢字を練習してみるのだろうか?スケッチブックはないが、ダイアリーはあると言って見せた結果、『星ダイアリー2025』を併せてご購入。

  • 3冊以上購入の方が5名。たくさん買ってと言っているようになって何ですが、、ありがたい。

9月29日 日曜日

天気:くもり 
売上:¥55,339(21件)

  • 客足は昨日よりは少ない(40名ほど)。

  • くらげがいきなり語尾に「だっちゃ」を付けるようになったときがあった。びっくりしたのとそれを見た瞬間はイラっとしたのとで(注:「だっちゃ」自体やその元ネタが問題なのではなく、くらげがいきなり言い出したこと自体にイラっとした)写真を撮っていないが、「その語尾をやめろ」だけではやめてくれず、「「だっちゃ」をやめなさい」と言ったらやめた。何だったんだ、、

  • 償却資産申告書が来ました。

  • 「NHKラジオ聴きました」というお客さまがおられた。


お知らせ:note無料メンバーシップ「透明書店バックヤード」

透明書店をもっと身近に感じてもらくて、書店経営の裏話を語る無料のメンバーシップ『透明書店バックヤード』を開設いたしました!「参加する」ボタンを押すだけで、無料で気軽にメンバーになることができます。

中央に「透明書店バックヤード」のタイトルと本が画面中に散らばっているキービジュアル。

記事では盛り込みきれなかった、書店経営の裏側を不定期Podcastでお届けします。まるでバックヤード(従業員控え室)でくりひろげられるような愉快な内緒ばなしを、ぜひお楽しみください。