透明書店店長遠井の透明日報 | 10月編(後半)
スモールビジネスを深く知るため、「透明書店」をつくったfreee。店名の「透明」が示すのは、“ありのままの情報をオープンにしていく”という決意です。
毎月の出来事をお金まわりと共に詳しく紹介した「お金まわり公開記」は最終回となりましたが、これからも透明であるために、店長遠井が記録する業務日誌をリアルにお届け! 日々の小さなお金の動きやエピソードを発信します。
10月16日 水曜日
定休日
10月17日 木曜日
天気:晴れときどきくもり
売上:¥94,260(23件、うち3件貸し棚更新、うち1件ドリンク無料提供)
古物商講習に遠井が出席(rihiさん店番)。台東区生涯学習センターのホールにて。古物を買い取る場合は身分確認や記帳をしっかりすること、許可証の各項に変更がある場合も早めに申請せよ、といった内容。
上記ドリンク無料提供はお客さまのドリンクを遠井が倒してしまったので代わりを提供した分です。申し訳ありません、、気を付けます。
登壇者が何か作業をしながら話すというケースが稀にあるので、高くないヘッドセットかマイクスタンドを、まず1つでいいので購入したい。
イベントご出演の「おにぎり 浅草宿六」三浦さんによるおにぎりは、とてつもなくおいしかった。頬張る / 噛む口の動きに一切抵抗せず、しかし崩れることもない食感と米の味の良さ。
10月18日 金曜日
天気:くもり→雨
売上:¥40,727(27件、イベントドリンク売上込み)※イベント売上:¥57,970(会場11名、オンライン7名)
通常営業はトータル15名程度の静かな日。
イベントは、会場参加の方のほとんどがビールかスピリッツを頼み、登壇者のお二人や出版社の方もビールを飲むという近年稀にみる酒宴の趣。白央さんからスズキナオさんへの深い質問の数々もあって楽しいお話になった。
トータルでイベント本が12冊売れたのもうれしかった。太田出版の方にも喜んでいただけた。
白央さん、スズキナオさんの他の著書を用意できていなかったのが反省点。今後は1冊ずつでも3~5タイトルずつくらいは用意したい。イベント打診時点で調べる / 発注するくらいのペースで。
アクリル透明椅子が 1脚破損あり(接続部にひび)。背もたれ部に「使用禁止」のテープを貼っています。近々処分できるタイミングで処分します(ひとまず残り3脚で諸々回します)。
10月19日 土曜日
天気:晴れ
売上:¥ 54,398(23件)
とあるウェブメディアの方が、浅草の斧投げバーの帰りに寄ってくださる。棚をほめてくださる。
10/25〜写真展を行う須藤未悠さんが来店、壁の寸法や什器等を下見。
10月20日 日曜日
天気:晴れ
売上:¥60,164(25件)
15時台から16時台で40名ほどとにぎわう。それまでは計20名ほど。
17時以降も計15名ほど。
閉店間際にいらしたお客さまが、現在就活中で、自分を掘り下げて考えられるようなエッセイを読みたいと仰ったので何冊か提案した結果、『虎のたましい人魚の涙』を購入された。
二日連続で夕方から頭痛。睡眠の質をよくしないといけない、、
10月21日 月曜日
天気:晴れときどき曇り
売上:¥44,317(31件、イベントドリンクとイベントチケット当日分1枚含む)※イベント売上:¥55,770(会場17名、オンライン9名)
外国人観光客?と思しき人が多い。15時までに4組12人ほど。1組の方々はバケットハットや川内倫子写真集『as it is』を購入、もう1組の方は坂口恭平『Build Your Own Independent Nation』を購入。
イベントは小林先生の大学の教え子?と思しき方も多く、とてもよい雰囲気だった。
お客様のなかにプライヴェートでいらした農業系の新聞社の方がいて、「農業の棚の隣が畜産業なのはなぜか」「農業の次に稲作とか果樹とかでなくていきなり畜産なのはどういう意図ですか」など深く質問された。スペースの都合でそこまで細かくはできない的なお答えをしたが、確かに農業の中でもうちょっと絞った本もあっても棚としてはおもしろいのかもしれない、、実際置くのは難しい部分はあっても、「酪農」で今回1冊扱ったことだし、棚のグラデーションのようなものは考えてもみたい。
10月22日 火曜日
定休日
10月23日 水曜日
定休日
10月24日 木曜日
天気:くもり
売上:¥19,242(13件、イベントドリンク込み)※イベント売上:¥24,750(会場6名、オンライン7名)
須藤さんの写真展設営。平台の荷物を明日早く移動させる。
展示のためにハイテーブルをどかすのに相まって、ハイテーブルを店の入り口近くに縦に2つ並べて、カフェ利用できますよ〜感を強く出すレイアウトにした。ドリンクありアピールと、本の売上を落とさない動線づくりが課題。
10月25日 金曜日
天気:くもり
売上:¥22,724(17件)※句会参加費・ドリンク含む
須藤さん写真展開始。
句会参加4名。うち2名の方は、句会は初参加だが小さい出版社フェスのときに透明書店にはいらしたことがあるとのことでとてもありがたい。
入口にボックス什器をおいて少数の平置きを始めたが、そのなかの『銀座で一番小さな書店』が売れる。
『黎明通信』(リトルプレス、とてもきれいな詩集)を外国人のお客さまが購入。
10月26日 土曜日
天気:くもり
売上:¥118,717(47件)
ハイテーブルを店頭に縦に設置したあたりで、写真展のお客さまがくつろいでお話をされることが多かった。
写真展に50~60名来店、グッズを購入される方多数。作品も1点売れる。
10月27日 日曜日
天気:くもり
売上:¥44,742(24件)
写真展に30名ほど来店、グッズを購入される方多数。作品も1点売れる。
店頭テーブルに設置する用のメニューと案内を制作中。
10月28日 月曜日
天気:くもり時々雨
売上:¥137,962(20件)
写真展、額装の作品やアクリルパネル作品も売れて大きな売上となる。須藤さんと大いに喜ぶ。
写真展にいらした方でドリンクも飲んで行かれる方が少しいた。
店内案内図を作ってみた。ひとまず開き棚に貼った。(下の画像)
須藤さんが某書店で働いていた時に、某書店特有スタイルのポップと真逆の、たくさんの推し文を細かく書いたポップをつくって、4,000円くらいする買い切りの小説を4冊売ったという武勇伝を聞く。
10月29日 火曜日
定休日
10月30日 水曜日
定休日
10月31日 木曜日
天気:晴れ
売上:¥25,383(15件)
以前イベントにお越しいただいたお客さまが、本を購入され、コーヒーを2杯飲まれてゆっくり過ごされた。
金井美恵子『ピクニック、その他の短編』を購入されたお客さまが選書をほめてくださった。
須藤さんの写真展が終了。最終日も須藤さんと面識ある方を中心に20名ほど来店。
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