Vol.5 1on1ガイドラインの誕生背景、その内容をご紹介します!
こんにちは!freeeのMember Developmentチームのrichaです。
今回はfreeeのコミュニケーションに関する施策を紹介したいと思います!
はじめに
freeeは社員同士のコミュニケーションが活発な組織です。
コミュニケーションの場として、オープンスペースや、コンセプト会議室などが設けられています。そこでは日々、業務上必要な意思決定やライトな相談、また時には雑談であったりと、様々なコミュニケーションが生まれています。
例えば、このような広々としたオープンスペースがあったり・・
緑に癒される会議室があったり・・
雑談を交えながらほっと一息つけるドリンクカウンターがあったりします!
そういった中で、freeeで最も多く行われているミーティングは1on1です。
1on1自体は様々な企業でコミュニケーション施策として導入され、書籍も多く出版されているため、認識がある方も多いとは思いますが、簡潔にお伝えすると「1対1で行う面談・ミーティング」です。
1on1を取り巻く現状
ここ数年で、多くの新しい仲間がfreeeに入社されました。前職の企業規模や業界も様々であるため、freeeで初めて1on1を経験する方も多い状況です。
freeeに入社してから、1on1を初めて知り「このミーティング、定期で設定されているけど何だろう・・どう立ち振る舞えば良いのだろう・・」と悩んでしまうことのないよう、そして早くカルチャーに溶け込んでもらえるように、コミュニケーションを取っていきたいと考えています。
また、先にもお伝えした通り、1on1は毎日社内の至るところで行われています。多くの時間を費やしているからこそ、1人1人が各回の1on1を有益な場にしていこう!という意識を持ち、それを実践することができたら、日常的に行われているミーティングから、結果的に多くの気づきが生まれることに繋がります。
例えば、vol4でお伝えした、freee style人事制度の「アサインメント」「目標設定」「フィードバック」をより質の高いものにするため、それらを補完する場所としても1on1を機能させることができます。
一連の流れをQに1度のサイクルで行っていますが、決まったタイミングのみその話題に触れるのではなく、1on1を活用しながら定期的なフィードバック機会を設け、都度すり合わせを行うことで、Q末における最終的な評価も納得性の高いものになりやすいです。
このような背景をふまえつつ、
\\\freeeにおける1on1ガイドラインを策定しました!!///
せっかくの機会なので、この記事では、1on1ガイドラインにおけるfreeeならではのポイントを紹介できればと思います!
freeeならではの1on1とは?
point① マネージャーのみならずメンバーも1on1の場づくりを行う
一般的な1on1の目的において、よく目にするのは、「1on1はメンバーのための時間であり、メンバーの成長を促進するためにマネージャーが主導する形で設けられる」というものです。その定義自体はfreeeとしても取り入れたいポイントですし、否定するつもりはありません。
freeeにおける1on1はそれに加えて「メンバーも主体的にその場を作っていく」と定義しています。メンバーも受け身で参加するよりは、その30分、1時間をどう有効活用するかを考えて臨む方が、より自身の成長にも繋がるはずです。そちらをふまえ、以下で目的を定義しています。
どちらかが主導しなければいけない、という固い場ではなく、お互いフラットに本音で対話できる場所として機能して欲しいと考えています。
point② 他のfreeersの1on1を知り実践に活かす
freeeのマジ価値指針の1つに”あえて、共有する”というものがあります。
取り組み内容や、その結果など、お互いに共有し合うことで、自分以外の視点も取り入れながら更に学びを深めていくことができる、というものです。この指針は1on1のノウハウ浸透にも活用されています。
1on1はガイドラインを読み込んだだけでは、どのように実践していくのかのイメージは湧きづらく、また個別に実施されているミーティングだからこそ、その内容はブラックボックス化しがちです。
そのため『freeersの1on1ノウハウ』として、社内で良い1on1をしている方にインタビューをし、そのノウハウを全社展開(=あえて、共有)しています。
マネージャー歴が長い方、ジュニアメンバーをメインでマネジメントしている方、遠隔オフィスからチームを見ている方、などなど・・・様々なfreeersから話を聞くことができました。(みなさん、快くインタビューに応じてくれたのも大変有難かったです!)
インタビューを通じて、10人いれば10通りの1on1があり、1on1に正解はないと感じました。他の人の事例を見つつ、自身にとって良いエッセンスを取り入れ、それを実践する。その実践が上手くいったら、またそのノウハウが他の人に展開されて、良い相乗効果が広がっていくーそのようなサイクルを期待したいです。
またそのサイクルの実現こそ、「あえて、共有する」がもたらす良い結果であると考えています。
コミュニケーションに込められた思い
スピード感を持って事業を成長させていくためにも、freees同士の密なコミュニケーションが大変重要だと考えています。組織規模が拡大していく中においては、そのカルチャーが薄れることないよう、1人1人がより意識を強く持ってお互いの連携を強めていくことが必要です。
日常的な雑談から、業務に関する真面目な話まで、全てがコミュニケーションの場であり、何気ない会話が大事な意思決定に繋がる可能性もあり得ます。
多くのコミュニケーションが発生している中では、それぞれの場面において、少しずつでも意味を見出しながら対話を重ねることで、ふと振り返った時、多くの有益なノウハウが手元に蓄積されているはずです。
一方、ガイドラインは策定したものの、これは”ルール”ではありません。参考にしつつも、ガイドに囚われすぎることなく、freeers各々が自身にとって良い場所になるよう模索していくことも期待したいです。それこそがfreeeらしさでもあり、より大きなパワーでミッションの実現に向かっていける源になると考えています!
次回は、freeersの成長促進のためのキャリア支援施策についてお伝えします!お楽しみに!
そして、本年も大変お世話になりました!みなさま良いお年を~!!🎍