「セールスって楽しいけど、この先どうなるんだろう・・」――過去の私が今の私に伝えたいこと
こんにちは!freeeでビジネスサイドの中途採用を担当しているkumiと申します。
今回は「私とDEI (Diversity, Equity & Inclusion)」というテーマで記事を書く機会をいただきました。
この記事は、freee DEI アドベントカレンダー「私とDEI」6日目の記事です。
先日、セールス経験者向けにキャリアイベントを実施したのですが、実施の背景や当日の様子をお伝えできたらと思います。
イベント概要
経験を活かして広報、人事、マネージャーなど多彩なキャリアを築いてきたfreee社員が登壇し、仕事とライフイベントの両立や次のキャリアへのステップについて具体的なエピソードなどリアルなキャリアストーリーを共有しました。
また、グループ懇親会では少人数で登壇者に直接質問や相談ができ、他の参加者とも意見を交換が行われました。
そもそもこのイベントをどうしてやることになったのか?
freeeはエンジニア職種で「働きやすい会社」との評価をいただくことが多いです。
一方で、セールスのキャリアに関しては「freeeで活躍している女性像が見えづらい」という相談を選考を受けている方から私自身が人事として受けることもあります。
また、社内のキャリアよろず相談窓口でも、女性メンバーから「セールスの先のキャリアが見えていない」という相談を受けることもありました。
しかし実際には、freeeのセールス出身メンバーは広報、人事、マネージャーなどさまざまな分野で大きく活躍しています。人事として私自身、この事実を社内外の方々にも知っていただきたいという思いがありました。
そこで、登壇者たちのリアルなキャリアストーリーを通じて、セールス経験を基点に広がる多彩なキャリアの可能性を描いてもらえる場を提供しようと、今回のイベントを企画しました。
私のキャリアとセールス経験
私自身も、もともと医療事務からセールス職に転じ、今は採用人事として働いています。セールスを経験したことは、私にとって大きな転機となり、今振り返ると本当に価値のある時間でした。
私は、特別な才能があるわけでも、誰かに誇れるような華やかなキャリアを築いてきたわけでもありません。それでも、セールスの経験を経て今の私があります。
目標に向かって仲間と努力し、成果を出し、お客様と深く関わる日々。その一つひとつがやりがいに満ちていました。ただ、ふとした瞬間に「この先どうなるんだろう?」と不安に駆られることもありました。
幸いなことに、当時の私の周りにはたくさんのロールモデルがいました。
彼女たちは、ただ目標を追いかけるだけでなく、仕事を楽しみながら、自分の価値観やライフステージに合わせてキャリアを築いていました。成果を出すための努力や、時には葛藤を見せながらも、自分の人生を大切にしている姿がとても印象的でした。
彼女たちの芯の強さと生き生きと働いている姿は、私に「私もこうなりたい」と思わせてくれるものでした。そして、「頑張った先には何かが繋がっている」と信じ続けられたのも、彼女たちの影響があったからこそだと思います。
そんなロールモデルたちの背中を見て、多くの価値観や考え方を吸収した結果、私は今、キャリアを楽しめています。そしてこの経験を、過去の私と同じように悩んでいる誰かの力になればと思い、今回のイベントで私自身もお話をすることにしました。
イベントで見えた「多様性が広げるキャリアの可能性」
イベントでは、「キャリアグラフ」の共有を行いました。転職、昇進、ライフイベントに伴う山や谷を見せながら、「成功だけでなく、悩みながらも前に進む姿」をお伝えしました。
参加者のみなさんからはこんな声が寄せられました!
「セールス経験が想像以上に汎用性があると知り、自信が持てた」
「登壇者のグラフを見て、自分も今は谷かもしれないけど、未来に繋がる一歩を踏み出したいと思えた」
「営業はどんな職種に挑戦してもベースになるスキルだと気づいた」
また、懇親会では少人数で登壇者と直接話せる時間を設けました。
「自分の悩みを相談できた」「同じ悩みを抱える仲間がいると知って安心した」という感想も多く寄せられました。
DEI視点で見る「セールスのその先」
このイベントを通じて、多様性がキャリアに与える力を改めて実感しました。
セールスという役割を基点に、多様なキャリアの選択肢を実現している登壇者たちは、自分の強みを活かしながら、それぞれのライフステージや価値観に応じて柔軟に働いています。この姿は、参加者に「自分にもできる」というイメージをお伝えできたと思っています。
また、freeeの柔軟な社風やDEIを重視する姿勢も好意的に受け取られました。
「営業出身の女性が多様なキャリアを築いているのが驚きだった」
「ライフイベントを迎えても安心してキャリアを続けられる環境があると分かった」
当日ダイジェスト動画(1分30秒)を公開しています。ぜひご覧ください。
過去の私に、そして未来のあなたに伝えたいこと
キャリアのモヤモヤは、誰もが抱えるものだと思っています。でも、目の前の仕事に全力で向き合うことが、必ず次のステップにつながります。
このイベントが、参加者一人ひとりにとって「自分らしいキャリア」の第一歩となるきっかけになっていたら、とても嬉しいです。そして、未来のどこかで「私らしいキャリア」と胸を張って言える日が来るよう願っています。