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膨大なインプット量を乗り越えて。インサイドセールスとして届けたい、freeeの真価

freeeが提供するプロダクトの数は約40種類。インサイドセールスのメンバーがぶつかる最初の壁は、“インプット”だといいます。苦労も味わう中で、インサイドセールスメンバーの大塚さん、平市さん、岡野さんは、どのような想いを胸に、日々の業務に取り組んでいるのでしょうか。

カルチャーに対する印象、入社後に感じたギャップ、そして、プロダクトへの想いについて伺いました。

【プロフィール】

(左)大塚 直穂さん SMB事業本部所属
2014年に不動産会社に新卒入社し、その後、内装材料商社にてフィールドセールスとカスタマーサクセスの業務を8年半担当。2023年にはスキマバイトアプリを提供する企業に転職し、インサイドセールスのメンバーからマネージャーに昇格。東海・関西エリアでのチーム運営を経験したのち、2024年8月にfreeeのインサイドセールスチームにジョイン。

(中)平市 優人さん SMB事業本部所属
2015年に採用管理システムを扱う企業に新卒入社し、カスタマーサクセスや代理店対応を3年間担当。その後、顧問紹介サービス企業でフィールドセールスを2年間経験。さらに、オンライン診療サービス企業のインサイドセールスチームでリサイクルリードのアプローチやWebセミナー運営に従事。再び顧問紹介サービス企業でインサイドセールスチームの立ち上げを行ったのち、2024年7月にfreeeのインサイドセールスチームにジョイン。

(右)岡野 優樹さん SMB事業本部所属
2019年に営業代行・営業コンサルティング企業に新卒入社。アウトバウンド営業やカスタマーサクセスチームの立ち上げ、マネジメント業務に従事した後、不動産投資会社に転職し、マーケティング型のインサイドセールスを担当。セミナーや動画編集、イベント企画など幅広く経験。2024年7月にfreeeのインサイドセールスチームにジョイン。

フラットな関係性と、前向きに支え合うカルチャー

── 実際に入社してみて、カルチャーについてはどのような特徴があると感じていますか?

岡野さん:本当にフラットだと感じています。「ジャーマネ」と呼ぶ文化があるくらい、マネージャーとの距離感も近いです。前職ではマネージャーは少し離れた特別席に座っていて、相談しに行くのにも毎回緊張していました。でも現在は席も近く、むしろマネージャーから先に声をかけてくれることも多いです。

「こういう悩みがあって」「ここはうまくいきました」など、適宜報告や相談ができるので、スピード感を持ちながら成果を出せていると感じています。

大塚さん:私も同感です。あと、コミュニケーションの面でいうと、freeeには「1on1を断ってはいけない」という特徴的なルールがあります。直近が無理でも別の日程を必ず設定する仕組みになっているんです。これが部署内外を問わず行われているので、「ちょっと教えてください」と気軽に声をかけられる文化があり、すごくいいなと感じています。

岡野さん:1on1は、話す内容も完全に自由なんですよ。同僚と一緒にメールの書き方やアプローチ方法を相談することもあれば、マネージャーとキャリアについて深く語り合うこともあります。驚いたのは、freeeでの仕事に限らず、人生そのものについても話題に上がったことです。「将来どうなりたいのか。それを叶えるためにfreeeがある」というマネージャーの言葉には心が震えました。

平市さん:特徴的なカルチャーでいうと、私のチームでは毎週金曜日に「Win-session」という取り組みを行っています。その週の成果に関わらず、メンバー全員を思い切り褒めて1週間を締めくくるというセッションです。たとえ思ったような成果が出なかった週でも、みんなでポジティブな気持ちで終えられるので、素晴らしい取り組みだなと思っています。

── 目標に対して成果が及ばなかったとき、どのようなコミュニケーションが発生するんでしょうか?

平市さん:もちろん、目標に届かない部分があれば「もう少しこうしよう」といった会話は生まれますが、前提として、誰も努力を怠っているわけではないんですよね。毎週、各メンバーがそれぞれの取り組みをしっかり行った上での結果なので、そのプロセスはきちんと評価されていると感じます。

また、達成できなかった部分については、マネージャーが原因を一緒に言語化し、次のアクションにどう繋げるかをサポートしてくれている印象です。

岡野さん:目標に対するギャップがある場合でも、現場の声をしっかり聞いてくれて、さらに深掘りしながら次の改善策を提案してくれますよね。「結果を責める」といった雰囲気は、まったく感じないですね。

大塚さん:そうですね。freeeには「責める」という文化は存在しないと思います。

想像以上のチャレンジに満ちた、充実の日々

── 業務面でのイメージとのギャップはありましたか?率直な感想をお聞きしたいです。

岡野さん:「自分の力を試せる環境で働きたい」と思っていましたが、予想以上にチャレンジできることが多いですね。研修が終わった直後に、「経営者へのアプローチに取り組んでみて。正解はないから“よしなに”やって」と指示されて、「“よしな”ってなんだ?」と最初は戸惑いました(笑)。

それから、意思決定権を持つ経営者の方へのアプローチをゼロから考え、今では少しずつ成功体験を積めていると感じています。数ヶ月しか経っていませんが、まるで1年以上いたような濃密な日々です。

平市さん:私は元々freeeのインサイドセールスの期待値が高い状態で入社しましたが、実際に入ってみてメンバーの架電スキルの高さには驚かされました。ヒアリング能力が非常に高いんですよ。そして、さらに驚いたのがSalesforceの入力項目の多さです(笑)。

データの蓄積が多いですし、それを活用できれば営業力がさらに高まると実感しています。まだ活用しきれていない部分があるので、成長の余地があるというのも良いギャップでしたね。

大塚さん:私は「育児と仕事を両立したい」という思いが転職の一つのきっかけでしたが、入社後すぐに上司にそのことを相談すると、「在宅も併用していきましょう」と柔軟に対応してくれました。朝は子どもを保育園に送っていくなど、育児と仕事どちらも無理なく両立できていて、とても働きやすい職場だと実感しています。

インプットの先に、スモールビジネスの未来を見据えて

── 前向きに働かれている様子が伝わってきますが、一方で「これは大変だった」「予想外に苦労した」という意味でのギャップはありましたか?

平市さん:freeeでは、扱うプロダクトがとても多いので、とにかくインプットが大変でした。インサイドセールスのチーム自体も、製品ごとに分かれているわけではなく、会計、人事労務、電子契約など、約40種類のプロダクトすべてを担当しています。

プロダクトが多いからこそ、提案の際に「会計が合わなければ人事労務に切り替える」といった柔軟な対応もできますが、それを実現するには、全ての製品に関するインプットが必要です。この膨大な知識を身につけるのは大変ですが、提案の幅が広がる面白さもあります。

大塚さん:プロダクトの多さには圧倒されますよね。freeeはSaaS業界の中でも特にインプット量が多い企業だと思います。

── どのように膨大な量をインプットしていくのでしょうか?

大塚さん:私は、アポイント獲得後の提案の場に同席してインプットしていきました。前職では、同席のたびに許可を得る必要がありましたが、freeeでは「いいですよ、ぜひ!」といった感じで、商談の同席を歓迎してもらえる環境です。お客様のリアルな声を直接聞けるし、自分が獲得したアポイントの行方も見届けられるので、とても良い学びになっています。

岡野さん:研修もしっかりとありますしね。

大塚さん:そうですね。入社から3日間は入社者全員のオンボーディングがあって、その後インサイドセールス全体のオンボーディング期間があります。新たなプロダクトがリリースされると随時ミーティングで勉強会を開いたり、各チームごとに実施したりしているので、インプットできる場は多いと思います。

── プロダクト数が多いからこその苦労もあったかと思いますが、freeeのプロダクトに対して、皆さんはどのような想いを抱いているのでしょうか?

大塚さん:前提として、freeeのプロダクトはめちゃくちゃいいものだと思っています。ただのツールというよりも、「お客さまの人生を良くする存在」だと感じられるんです。その思いがベースにあるからこそ、プロダクトへの愛情も日に日に深まっていますね。

岡野さん:私は「スモールビジネスを世界の主役に」というミッションそのものが好きですね。実家が不動産業を営んでいたこともあり、スモールビジネスを身近に感じてきた人生でした。前職でも、小さな企業がバックオフィス業務に悩む姿を多く見てきたので、自信を持ってfreeeのプロダクトをお客様に提案できています。

平市さん:私はfreeeが「統合型プロダクト」である点に魅力を感じています。それぞれのプロダクトが繋がっていくことで、企業全体の課題を一気に解決できると実感しています。

freeeがこの「統合型」を強みとして打ち出しているのは、理想の姿を追求しているからこそだと思います。まさに、「理想ドリブン」ですね。私もこの姿勢に共感しながら、お客様にとっての最善の価値を届けていきたいと思っています。

***お知らせ***
freeeは「スモールビジネスを、世界の主役に。」をミッションに掲げ、統合型経営プラットフォームを開発・提供し、だれもが自由に自然体で経営できる環境をつくっていきます。
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取材・執筆/早坂みさと
撮影/戸笈汐音