成長の停滞感から抜け出した、小さな視点の変え方
こんにちは、freee Success Advent Calendar 2024 の12月18日を担当するmanamiです。
私は2020年に新卒でfreeeに入社し、現在は新規事業領域のサポートチームでマネージャーと企画/プロジェクトマネジメントのプレイヤーに従事しています。
今日は自分の成長に悩んでいた私がこの3ヶ月間視点を変えて取り組んだことを書いていこうと思います。
私と同じようにどこか自分の成長に焦りを感じている方の参考になったら嬉しいです🍓
視点を変えるきっかけ
マネージャーをはじめて一定期間がたち、チームは順当にワークしマネージャー業も当初より安定して務められるようになってきた時、自分の成長が鈍化しているように感じていました。そんな時期に、Biz-All-Hunds※でKawai Junichi(JKさん)さんとWatanabe Shunさんの対談がありました。
shunさんの「マネージャーの先のキャリアを見据えた場合何を追求するべきか」という質問に対し
JKさんは「二つくらい上のポジションの人が何を考えているのか、自分がその立場だったらこうやるのにと単なる思いつきではなく考えて、その人とコミュニケーションをとりながら自分の領域に落とし込むことかな」と言っていました。
2つ上のポジションの人の考えを”理解する”はやっていたが、自分がその立場だったらどうするかを真剣に考えたことはなかったので、自分の視座の低さにハッとし、すぐにメモを取りました。
実践ステップを分ける
私は「二つくらい上のポジションの人が何を考えているのか、自分がその立場だったらこうやるのにと単なる思いつきではなく考えて、その人とコミュニケーションをとりながら自分の領域に落とし込むこと」を早速やってみようと考え始めたのですが、自分が二つ上のポジションだったらこうやるのにを考えられるほどの情報量を持っていないことに気づきました。
これまで二つ上の人がまとめている資料など共有されている情報は理解し切れるまで読むタイプだったのですが、二つ上のポジションの人が”今”何を考えているのかはわかりませんでした。
なので第一ステップとしてまず、
①「一つ上のポジションの人だったらどうするかを真剣に考えること」
②「二つ上のポジションの人が今何を考えているのか聞くこと」
を3ヶ月間で実践してみました。
実践してみて
①一つ上のポジションの人だったらどうするかを真剣に考えること
「一つ上のポジションの人(自分のマネージャー)だったらどうするかを真剣に考えること」を行う上で具体的なアクションとしては「マネージャーが考えていることや方針決めの最中の内容について自分なりのアウトプットを作り、FBを求めること」です。
これをやることによって特によかった点はマネージャーの思考を捉えやすくなることでした。
自分なりのアウトプットを持っていくので、アウトプットを作る段階で自分の思考が整理され、自分のフレームや考えを元に会話を進めることができるため、普段の議題ベースで断片的に聞いている話や相手の考えをただを聞く時よりも、断然自分の考えとの違いがどこなのか、考慮が足りていない点がどこなのかがクリアにしやすく、
その結果自分の思考のアップデートもかけやすいというメリットもありました。
また、これを実施することにより、他の業務でマネージャーに相談事項を持っていくときにも目線を合わせやすく、意思決定までがスムーズになったとも感じています。
②二つ上のポジションの人が何を考えているのか聞くこと
具体的なアクションとしてはシンプルに二つ上のポジションの方に1on1をしてもらうことです。
もちろん事前に二つ上のポジションの方が共有している資料に目を通したりカレンダーをのぞいて今取り組んでいる内容を見れる範囲で観にいくことは行います。
これを実践してよかったと思う点は3つありました。
1.一つ上のポジション(自分のマネージャー)の悩みや考えがより鮮明に理解できるようになること
一つ上のポジションの人は二つ上のポジションの人から課題を提示されていることが多いため、二つ上のポジションの人が考えていることを理解するとより一つ上のポジションの人がなんで今この内容に悩んでいるのか、こういう方針にしているのかがより鮮明になります。
2.自チームの方向性に自信を持つことができる
結果的に自分がマネージャーを務めるチームで取り組むべき課題の優先度もより広い視点で捉えることができ、納得感を持って整理することができるようになるので、自チームの方向性に自信を持つこともできます。
また自チームの方向性を整理してその都度フィードバックをもらう以上に前段を理解できている状態になるので、目線を合わせることが可能になり、フィードバックをもらう量が減ったと感じています。
3.適切なタイミングで的外れではない問題提起ができる
二つ上のポジションの人の考えを聞くことで自チームの活動に枠に収まらず、何を取り組んでいくべきかを考えることができるようになります。また、今何を考えていて、どのタイミングで今後の方針を決めようとしているのかなど今の動きもクリアになるため、適切なタイミングで問題提起をすることも可能になると感じました。
マネージャーとしての学び
今回自分が実践したことは自分自身の成長だけでなくマネージャーとしての学びもありました。それはメンバーに対しても、「今自分が考えていること、悩んでいることをもっと共有すること」、そしてそれを「メンバーと一緒に考えること」を増やしたほうが良いということです。
日々の業務を行なっているとマネージャーとしてメンバーを支援することに意識が向いてしまうし、マネージャーだから自分なりの答えを常に持っている状態でいなきゃという感覚になり、自分の悩みを話さずに結論だけ伝えることが多くなりがちになっていました。
業務をスムーズに進める上では良いと思うのですが、メンバーの成長、チームの強化のためには自分の考えを共有すること、一緒に考えてもらうことは必要なんだ、と再確認することができました。
最後に
今回のやってみた二つのことは結果的に、自分自身の成長するべきポイントをクリアにでき、「どこか成長が鈍化してる」という感覚から抜け出すことができました。
またステップを区切って実践してみましたが、「自分がもし二つくらい上のポジションだったらこうやるのにを考えること」を取り組み始めれる状態にまで持っていくことができたと感じているので、準備段階として有効だったと思っています。
また、成長に焦りを感じている時、他の業務にチャレンジすることを選択肢として考えがちですが、ほんの少し視点を変え、意識を変えることで、成長機会を自分自身で作っていけることを再確認することができたのもよかったなと思っています。
私と同じようにどこか自分の成長に焦りを感じている方の参考に少しでもなったていたら嬉しいです
最後まで読んでいただきありがとうございました☺️
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