透明書店店長遠井の透明日報 | 12月編(後半)
スモールビジネスを深く知るため、「透明書店」をつくったfreee。店名の「透明」が示すのは、“ありのままの情報をオープンにしていく”という決意です。
毎月の出来事をお金まわりと共に詳しく紹介した「お金まわり公開記」は最終回となりましたが、これからも透明であるために、店長遠井が記録する業務日誌をリアルにお届け! 日々の小さなお金の動きやエピソードを発信します。
12月16日 月曜日
天気:晴れ
売上:¥18,617(11件)
中国か台湾からいらしたと思しき若いお客さまが数名来店、1周年記念シャツを買う方やokotoさんポストカードを買う方がおられた。
棚主さん来店、本を補充(ご自身が関わっておられる雑誌)。他のシェア型書店の棚(この雑誌の編集部で借りている)にも置いているが結構な作業量になるので、シェア型書店の納品手続が一本化されるような(シェア型書店たちにとっての取次的な)ことが実現したら助かる、というお話をされていた。
外国人のお客さまに、指輪物語の本はあるかと尋ねられた。世界的 / 歴史的児童文学の英語版はあってもいいのかもしれない。
12月17日 火曜日
定休日
12月18日 水曜日
定休日
12月19日 木曜日
天気:晴れ
売上:¥29,238(15件、イベントドリンク代含む)※イベント売上:¥17,600(会場3名、オンライン7名)
かなり前に依頼をいただいたとある企業のクリーナー導入事例取材に対応。年末までに内容共有・確認→1月公開の予定。斜向かいくらいの近所の企業で、スペースレンタルにも興味を持っていただいた。
来店者数は20名ほどと少なかったが、¥6,000以上本を購入されたお客さまが3名いて非常にありがたかった。
冒険研究所書店の荻田さんのお話で、ECサイトの売上が大きいことを伺ってそちらにももっと力をいれなければと思った。メルマガで毎日入荷情報を写真で送っていて、メルマガを開封している人は400~500名はいるとのこと。SNSよりもメルマガのほうがやり方次第では情報が届くのかもしれないとも感じた。
12月20日 金曜日
天気:晴れ
売上:¥31,260(12件、うち1件貸し棚更新)
とある出版社の方が来店、既刊書の新版の案内をいただく。1冊発注。心理学の定番書リストもいただいた。
okoto さんの作品7点とグッズの一部を1/31までECサイトで販売する。
12月21日 土曜日
日報 12/21
天気:晴れ
売上:¥44,290(19件)
来店者数は15:30までで25名ほどと少なめ。6冊購入(うち信陽堂の本3冊)という方が現れて救われる。
15:30~17:00で20名ほど。複数冊購入の方が多めの日ではあった。
ここに書けば、ちゃんとやってますか?と聞かれるようになる可能性があるので書くが、毎日首・肩・腕・背中のストレッチと腕立て伏せ・腹筋・背筋をやるようにしなければならないと痛感している(なんで今週こんなに毎日身体が重いんだろうと思っていたら、ハイテーブルや丸テーブルを運んだからだと不意に思い出した)。遠井は義務感に基づく運動は死ぬほどきらいなので今まで2日と続いたことがないが、いよいよか、、
12月22日 日曜日
天気:晴れ
売上:¥24,561(12件)
トータル40名くらいとしずかめ。
note で見て来ました、という若い方がいらした。「透明」の棚にあった『檸檬・冬の日』(梶井基次郎)をいちばんすきな小説だと仰っていた(なぜ透明棚か聞かれて、透明感があるからと答えて、かなり主観でやらせてもらっています、と全然フォローになってないフォローをしてしまった)。
返品をします。
12月23日 月曜日
天気:晴れ
売上:¥38,747(27件、うち2件ECサイト売上、イベントドリンクを含む) ※イベントチケット・書籍売上:¥63,250(会場16名、オンライン11名)
通常営業は10名程度としずかな日。
イベントの本(『明けない夜があっても』(伊藤賀一、青月社))の担当編集・司会担当の袴田さんが、緊張しつつゆったりと伊藤先生の怒涛のトークを受け止めていてとても印象的だった。
12月24日 火曜日
定休日
12月25日 水曜日
定休日
12月26日 木曜日
天気:晴れ
売上:¥43,846(19件、うち貸し棚更新1件)
経理もくもく会は、参加予定だった方が体調不良のため来れず。残念だがこういうイベントを今後もやって、透明書店が本を買う以外でも気軽に来れる場所にもっとなっていくとよい。
来店者数は20名ほどの日だったが、購入される方や購入額が多い日だった。うれしい。
余談だが、久しく天気を「晴れ」としか書いていない気がする。実際はくもりのときもあった気もしているが、、とにかくほとんど雨が降らない蔵前だ。
常連になってくださっている親子のお客さまに、新しい魚関係の本(古生物水族館についての本)をおすすめしてご購入いただいた。
12月27日 金曜日
天気:晴れ
売上:¥23,585(12件、句会参加費・ドリンク代含む)
来年から1週間に1冊本を読むことにしたので、その本を透明書店で探すことにしたというお客さまがおられた。最初は読みやすい本をということで『ナポリタンの不思議』『好きな食べ物がみつからない』。
大掃除を行った。rihiさんがシンク周りのレイアウトを一新。ありがとうございます。遠井がいかに自分だけに最適化した散らかし方で物事を定着させてしまうかを実感しました、、今後は誰がカウンターや店舗業務に入っても仕事がしやすくできる形を常に考えて、日々整理整頓に取り組むようにします。
12月28日 土曜日
天気:晴れ
売上:¥39,747(13件)
コインランドリーからの音が大きくなっているのではという話を最近していたが、サクラハウスの方に様子を見てもらったところ、乾燥機からの音ではないかとのこと。年明けに業者の方に来てもらって点検していただくことに。
2024年最終営業日。トータル30名くらい、複数冊購入の方が目立つ。
2024.01.04 - 2024.12.28 の本のタイトル別売上トップ10はこちら↓(カッコ内は冊数)
1位:はこんでころぶ(124)
2位:どこでもいいからどこかへ行きたい(98)
3位:NEON NEON(59)
4位:日本最古の旅行記を27人で分けて読む(超旅ラジオ)(55)
5位:東京となかよくなりたくて(54)
6位:鬱の本(52)
7位:わたしを空腹にしないほうがいい 改訂版(47)
7位:私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE(47)
9位:コジコジにきいてみた。モヤモヤ問答集(38)
9位:転職ばっかりうまくなる(38)
『日本最古の~』は12月だけでのランクインです。
11位以下では、『夏葉社日記』(24)、『バウムクーヘン』(22)、『ゼロからトースターを作ってみた結果 』(20)『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』(12)あたりも隠れたロングセラーです。
今年もありがとうございました。よいお年を。
12月29日(土)~12月31日(火)
年末年始休業
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