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freeeバックオフィスチーム発信 「たこ壺マガジン」

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freeeのバックオフィスチームは、自分たちが働く部屋名(オフィスで唯一壁に仕切られた部屋)を「たこ壺」という愛称で呼んでいます。 バックオフィスの通常業務に加え、IPOやM&… もっと読む
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入社して3ヶ月で株主総会を取りまとめてみて感じた「freeeらしさ」

はじまりはじめまして。freee コーポレートガバナンスチームのkanonとharukoです。私たちはたまたま同じ2022年7月1日に、freeeのコーポレートガバナンスチームに中途でjoinしました。 2人とも、前職でも同様の業務(株主総会や取締役会などをはじめとする、いわゆる商事法務)を担当していたのですが、freeeに入社してさっそく、約3ヶ月後の株主総会(以下、本稿では「総会」と省略します。)に向けてがむしゃらに走り抜ける過程で「freeeのカルチャー」やそれに基づい

第2回バックオフィスに配属された迷える新卒たち (後編)

freeeバックオフィスチーム発信 「たこ壺マガジン」 第2回目は、新卒1年目で経理に配属された「木村」と新卒3年目にIRに配属された「重光」の対談の後編です。 前編はこちら 各領域の専門家の集まりであるバックオフィスでは、新人の育成が難しいとされています。加えて、freeeのバックオフィスには、凄まじいスピードで、数々のアウトプットを出していく中途入社メンバーしかいない。そんな環境で、新卒2人はどういう思いでキャッチアップしていたのでしょうか。 後編は、新卒3年目でファ

第1回バックオフィスに配属された迷える新卒たち (前編)

freeeバックオフィスチーム発信 「たこ壺マガジン」 第1回目は、新卒1年目で経理に配属された「木村」と新卒3年目にIRに配属された「重光」の対談です。 各領域の専門家の集まりであるバックオフィスでは、新人の育成が難しいとされています。加えて、freeeのバックオフィスには、凄まじいスピードで、数々のアウトプットを出していく中途入社メンバーしかいない。そんな環境で、新卒2人はどういう思いでキャッチアップしていたのでしょうか。 前編は、新卒1年目で経理に配属された「木村」

新卒2年目でfreeeグループの期末決算を統括する。その挑戦と成長の道のり

はじまりはじめまして、freee株式会社経理の木村です。 freee経理では、「決算統括」というポジションを据えています。決算統括は、決算発表まで滞りなく終えられるように、決算に関してチームの取りまとめ、監査法人対応、開示資料作成などを主に担当します。 6月末にfreeeグループは上場後2回目の期末決算を終えたわけですが、その統括を新卒2年目の私が担当しました。 経理界隈では、「飯炊き3年握り8年」的な「10年くらい経験を重ねた人じゃないと決算の統括はできないよね」というイメ

株主総会議案と招集通知に込めたfreeeの思い

■はじめにfreeeコーポレートガバナンス室の廣瀨です。 今回も、先日2021年9月29日に行われた上場後2回目となるfreeeの定時株主総会について発信したいと思います。 今年のfreeeの株主総会は、いわゆる「バーチャルオンリー株主総会」という初の試みを行っており、前回は「バーチャルオンリー株主総会」に絞ってfreeeの事例を紹介しました。 バーチャルオンリー株主総会という新たな試み以外でも、本年の株主総会では、監査等委員会設置会社への移行、役員への株式報酬制度など計

バーチャルオンリー株主総会を実現したfreeeのプラクティス

初めまして。freeeコーポレートガバナンス室の廣瀨史昂と申します。社内ではhiro(ひろ)やひふみんと呼ばれています。2021年1月にfreeeに参画し、取締役会事務局や株主総会事務局などいわゆる商事法務分野を担当しています。 ■はじめに:この記事の目的freeeは2021年9月29日に、上場後2回目となる定時株主総会を行いました。 今年の定時株主総会は、いわゆる「バーチャルオンリー株主総会」という初の試みを行っています。 この「バーチャルオンリー株主総会」は、2021

freeeの新たな挑戦を支えるIRプラクティス

freeeのファイナンスIRの重光です。 4/9に原が「freeeが海外公募増資に至るまでの思考過程」を、4/16に内田が「海外公募増資の主要タスクと投資家マーケティング」と、海外公募増資についてnoteに投稿しました。 IPO後初めての公募増資ということもあり、手探りで進めたものの、最終的に多くの機関投資家にディールに参加していただきました。なぜ公募増資をうまく進めることができたのか、振り返ると、機関投資家とのロードショーで『freeeのエクイティストーリーを十分に理解し

海外公募増資の主要タスクと投資家マーケティング

freeeのファイナンスIRの内田です。 前回の原のnoteでは「なぜ144A且つ目論見書有りの海外公募増資に至ったか」という「思考過程を再現した内容」でした。 今回は、より実務的な話を纏めていきたいと思います。 私は、2017年9月にfreeeに入社し、入社以降はファイナンス関連の仕事をしています。 今回の海外公募は、シリーズE(2018年8月)、IPO(2019年12月)に続く3回目の資金調達となります。 過去の資金調達、IPO共に、案件の進行中は本当に忙しく、辛い