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透明書店店長遠井の透明日報 | 6月編(後半)

スモールビジネスを深く知るため、「透明書店」をつくったfreee。店名の「透明」が示すのは、“ありのままの情報をオープンにしていく”という決意です。
毎月の出来事をお金まわりと共に詳しく紹介した「お金まわり公開期」は最終回となりましたが、これからも透明であるために、店長遠井が記録する業務日誌をリアルにお届け! 日々の小さなお金の動きやエピソードを発信します。


6月16日 日曜日

天気:晴れ
売上:¥87,748(40件)

  • トランスビューへ返品。宅急便2箱。

  • ブンさん個展3日目。昨日の半分くらいの入り(トータル80~90名前後という印象)。とは言え、ブンさん本人が在廊せずでこの入りなので恐るべし。

  • また奥の部屋の気温でバテて座っているお客様がいらっしゃった。声を掛けて、トイレに行かれた後、回復したようで帰られた。あと2分早く気付きたかった、、(初日よりは気にしていたが、会計などが続くとあっさり後手を踏むことになる)

→冷房は23℃で、強く回した扇風機を上に向けずまっすぐ床置きで奥の部屋に向けるようにする。(オープン前から、23℃「急」で冷やしてはいたが、奥の部屋は思った以上に温まりやすい)
→遠井はカウンター内でどうしても冷えてしまうので羽織るものを持参

  • ブンさんに差し入れを置いていく方も。預かる。

  • ブンさんの ZINE とキーホルダー(オレンジ)が売り切れる。

  • 日曜夜に来る常連の方が、ふだんより混んでいる / 客層も違うので入るのを一瞬ためらったと仰っていた。静かに本を見ることができるのをよしとしている方。今日は『うたのしくみ 増補完全版』『おひさま 矢部太郎の漫画』を購入。

  • ブンさんの展示を目的にご来店いただいた方のうち、棚の本も買って行かれた方は2割弱という印象。昨日よりも展示目的でないお客さまが多かった(台湾旅行帰りの遠井の友人が『時をかける台湾Y字路』を購入)。

6月17日 月曜日

天気:曇り
売上:¥100,571(55件)

  • いちばん右端の下のほうの貸し棚がやや見づらいので、freee ネオンの置く位置を再考したい。カウンターのすぐ脇か、ギャラリー利用がないときはハイテーブルの上とかか?

  • とある出版社の方が、新入社員の方と一緒に来店。本の案内をもらい発注。

  • 『カフカ断片集』はあるかと尋ねられた。入荷できていなかったが、「できれば独立系書店で買いたい」と仰っていて、それまでも何カ所か回られたようだった。Readin' Writin' と YATO をおすすめしました(どちらも今日は休みだったが)。

  • ブンさん展示終了。今日もにぎやかでした。グッズの残数が、テプラのみ2足りなかった(今日10追加し、レジでは終了時残り4、売れ数は106。終了時数えると残り2)。原因は不明ですが、、ブンさんにもお伝えしました。

6月18日 火曜日

定休日

6月19日 水曜日

定休日

6月20日 木曜日

天気:晴れ
売上:¥19,924(10件)

  • ネコハナさんポップアップ開始。目を留める方が多い。同時展開した本のフェアから『猫のいる家に帰りたい』(短歌・イラスト集)が売れる。

  • 俳人・画家・元NHKプロデューサーの蜂谷一人さんの絵の展示の設営。今までやってきた展示と一味違う、渋くやわらかい雰囲気の展示(手漉きの和紙に水彩で描いた絵+俳句)。トークイベント+句会を6/27にやります。

ギャラリーの壁にかけられた蜂谷一人さんの絵

6月21日 金曜日

天気:大雨→曇り
売上:¥27,790(13件)

  • 強い雨の割には、3~4名/h のペースでお客さまが来ていた。

  • 18:30頃に男性サラリーマンと思しき5人組の方々が来店。閉店間際まで店内を見て、本を計6冊としおりとアンブレラマーカーを買っていかれた。雨の日だからか、アンブレラマーカーをカウンターに置いておいてよかった。

  • 蜂谷さんの個展をはっきり目指していらした方がおそらく2名(他に眺めていった方は数名)。蜂谷さんと近い年代(60〜70代)の女性で、おそらくお二人とも句会などで蜂谷さんと付き合いがある。最初にいらした方に芳名帳はないんですかと聞かれ、急遽カキモリのノートを芳名帳として設置しました。

6月22日 土曜日

天気:晴れ
売上:¥76,481(26件)

  • クレカ利用→ミネラルウォーター(まいばすけっと)、伊良コーラ仕入(株式会社GRAND GIFT)

  • いりぐち棚とリトルプレスの位置を入れ替え(入口すぐの棚が文学やエッセイと文学・芸術寄りの人文書 / くらげモニターの横がリトルプレス)。また新しくエンタメ文学寄りのものを増やしていますが、早速『愚者のエンドロール』(日常系ミステリ)が売れました。

  • イラストレーターのカツキミオさんが来店。ギャラリースペースの下見。

  • ネコハナ庄野さん在廊日(15〜17時に外のテーブルで)。知人の方も来店。透明書店の客層がネコハナさん的にも比較的合うように感じているようで、新商品を出した機会などでまたポップアップをさせていただければと仰っていた。

  • とある作家さんがご来店。新刊を納品してくださった。

  • 蜂谷さんの絵が1枚売れる。購入された方は俳句を作らないが読むのは好きだとのこと(俳句を読む人のほとんどは自分でも作るのでめずらしい)。

  • 棚主さん来店。秋田から。余談だが遠井と共通の知人が秋田にいた。

6月23日 日曜日

天気:曇り時々雨
売上:¥23,406(11件)

  • 15時以降は客足が少ない。

  • 6/27イベント、チケット購入されていない方から投句あり。イベント内で句会を行う予定だが、句会にはチケット購入なしで参加できると思ったとのこと。確かに言われてみれば、チケットを購入した方だけが投句できますとは書いていないのでそう捉えられても仕方なかった、、その方は結局オンライン参加チケットを購入してくださることになった。

6月24日 月曜日

天気:晴れ
売上:¥32,732(14件)イベントドリンク代含む、イベントチケット売上:¥37,050(会場6名、オンライン8名、うち書籍付き4名)

  • とあるfreeerが来店。貸し棚クラファンにもご支援いただいており、おすすめ本を置かせていただいている。本をたくさん購入され、ゆっくり楽しんでくださった。ありがとうございます。

  • イベントは書体デザインについての本のイベントだったが、面陳していたブックデザインの本も売れた。イベント時の関連本の仕入れや目立たせる陳列をもっと意識的にしたい(こういうことは長期計画でやらないとできないので、三週間後の新刊チェック&仕入れだけでなく、本を調べて仕入れる/陳列する計画を作る時間をもっと取らないといけない)。

6月25日 火曜日

定休日

6月26日 水曜日

定休日

6月27日 木曜日

天気:曇り
売上:¥89,733(31件、イベントチケット当日分、イベントドリンク含む)※事前受付イベントチケット売上¥28,600(会場7名、オンライン8名)

  • 蜂谷さんの絵が売れた。

  • 蜂谷さんの句会仲間の方が、イベントにPeatix経由ではなく飛び込みで2名いらして、本も買ってくださったので売上がそこそこ伸びてありがたかった。

  • このイベントでは句会を実施するために、オンライン参加の方も含めて事前のやり取りが多かった。加えて、参加者はシニア世代が多く、Peatixがよくわからないという方も少なからずいらっしゃった。それでも何とか楽しんでもらえるように対応はしたが、オペレーションコストが高く、もっと時間に余裕を持ってやらないときつい、、

6月28日 金曜日

天気:雨
売上:¥19,481(14件、イベントドリンク含む)※イベントチケット売上:¥22,950(会場6名、オンライン3名)

  • イベントのお客さまが結構本を買ってくださった。昼間はすごい雨で苦戦、、

  • Rockyさん担当のイベントは一応最後?でした。たくさんご尽力いただき、ありがとうございました(とは言え今後も何かと相談や協力をお願いするとは思うので、引き続きよろしくお願いします)。

6月29日 土曜日

天気:曇り
売上:¥45,757(22件)

  • 透明書店ZINEは、印刷所のリソグラフ印刷機が不調で印刷が来週に延期。。

  • freeeが発行し、コワーキングスペースを中心に設置・配布しているマガジン『pathports』が欲しいという問い合わせが複数あり、来店時に直接言われた方にはお渡ししている。

  • 現金が帳簿より200円多いのが6/27から続く。この日は当日購入でのチケットの方が2名いたり、招待の方がいたり、準備中に入ってくる方がいたり(&遠井の体調がいまひとつだったり)で、おそらく200円お釣りが発生した会計(3件あった)のいずれかでお釣りを渡し損ねたような気がしています、、申し訳ありません(6/28が10円少ないのは数え間違いです)。

6月30日 日曜日

天気:雨
売上:¥35,879(20件)

  • 『pathports』を所望の方数名。渡す。その中に、ネオンかわいい展のときに初めて来たという方もいた。

  • 棚主の方に向けて、 Slack の棚主限定コミュニティへの招待や、再度のフォームや商品登録を依頼する連絡をしました。商品設置に至っていない方は、7/15から棚利用を開始したとみなすことも通知しました。

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中央に「透明書店バックヤード」のタイトルと本が画面中に散らばっているキービジュアル。

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