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透明書店店長遠井の透明日報 2023/10/16 - 10/22(オープン半年記念特別編)

スモールビジネスを深く知るため、「透明書店」をつくったfreee。店名の「透明」が示すのは、“ありのままの情報をオープンにしていく”という決意です。
もっと透明であるために。店長遠井が記録する業務日誌をリアルにお届け! 月ごとの連載『お金まわり公開記』では、こぼれてしまっていた日々の小さなお金の動きやエピソードを発信しています。


10月16日 月曜日

天気:☀️
売上:¥35,364(15件)

  • 浅草公会堂「ドンデンガエシEXPO」。10時に透明書店に岩見さんと遠井は集合し、出張販売に必要な道具を持って移動。途中からRockyさんが店番に合流。

  • くらげモニターをiPadで表示しようとしたが、iPadでVPN接続ができるようになっていなかったので申請→表示はできるようになったが、レイアウトが崩れる。(最上部と最下部が表示されて中間部が消えてしまう)。

  • グッズがよく売れる。バケットハットが2個売れた。11点 ¥14,024。

  • 今回みたいに複数冊選書してフェア的に売ると、売れる本が偏る傾向がある。できればどの本も満遍なく売れるように選書できるようになりたい。

  • 出演者の方についての本は他の本より多く仕入れてもよかった。今日で2冊売れて残りあと1冊。

10月17日 火曜日

天気:☀️
売上:¥23,108(16件)

  • 催事「ドンデンガエシEXPO」出店2日目。

  • 今日は店休日のため遠井さんはお休み。くらげ会労務チームのhinaさんと、ブラントチームrocky/wamiで運営

  • 午前中は2件ほどの会計だったが、午後からじわじわ売れ始める。

  • しおりだけ買ってくれるお客さんが結構いた。2種類とか、同じ種類を3枚とか。今日の売上13枚。

  • 持ってきたショップカード(50枚くらい?)がなくなったので明日補充する。

  • 「このカードを持ってきてくれた方に◎◎をサービス」みたいなことしてもよかったかな……(しかし本は割り引けない、グッズやドリンク割引?何かプレゼント?)

10月18日 水曜日

天気:☀️
売上:¥23,560(18件)

  • 催事「ドンデンガエシEXPO」出店3日目、最終日。

  • 今日はrocky/wami2名体制。

  • オープン早々にTシャツが売れる。

  • 催事用の書籍が減ってきたので、昨日から透明書店の店内在庫を何冊か持って行っていた(会場が近所だとこういうことができる)

  • その際に持って行ったリトルプレス「歩きながら考える」が売れた!

    • が、急ぎで販売したのでスクエア内で見つけられず「任意の金額」で処理。在庫をマイナス1に更新。

  • freeeや透明書店の紹介用で持って行った「ウルトラニッチ」や「小さくはじめる起業の教科書」も売れた。

    • 「ウルトラニッチ」は観劇目的の方、「小さくはじめるーー」は芸人さんが購入。

  • 催事用で仕入れた書籍の在庫は書店で販売するものと返品するものがありそう。一旦レジ前に箱のまま置いています

  • 3日間の売上合計は82,032円。「3日間で5万いけば上出来かな」と遠井さんと話していたので、目標を大幅に上回る結果!

  • 今回は出店条件がめちゃくちゃよかったのでその辺りも考慮しつつ、チャンスがあれば別の催事にもチャレンジしていきたい

10月19日 木曜日

天気:☀️
売上:¥39,122(15件)

  • MAKAMI のジビエレザー製品搬入。明日からポップアップ展開(と言いつつ本日イベント後に2点売れた)。

  • イベントはトータル参加者104名、総売上¥179,630 と盛況。登壇者の伊賀さんもコーディネートしてくださった粟村さんもお客さまも充実した表情をされているのを見て、遠井個人は相変わらず準備はバタバタ気味でしたが幸せな気持ちになりました。

  • 「起業時代 vol.5」選書記事用の撮影あり。この記事の本を発売の頃に仕入れること&関連イベントもやりたいとのこと。

  • Zoom でテスト配信をして1回ウェビナーを終了した際に、「ローカルレコーディングができなかった」的なウインドウが出たらそれをきちんと閉じておくこと(そうしないと、そのあと本番配信をやって終了した後にローカルレコーディングの生成が自動では始まらない。)

10月20日 金曜日

天気:☀️ ↔︎ ☁️
売上:¥18,949(8件)

  • 外国人の女性の方が「TOKYO ARTRIP 和菓子」(英語の本)をご購入。

  • 「起業の失敗大全」(ダイヤモンド社)という本を11/6読書会イベント用に、急ぎだったので直送(着払)で発注しました。処理が従来と異なる可能性があるので随時共有します。

  • また、11/17英治出版さんイベントの本も直送になりますが、こちらは元払です。ただ仮伝票が発生するなど従来と異なる処理になる可能性があるのでこちらも随時共有します。

  • ダスキンに、モップと洗剤は返却(今のところ使用機会が少ないため)。消毒液ディスペンサーを代わりにしばらく無料で置いてみますが、月1000円くらいとのことで考え中です。

  • 看板にドリンク飲めますということを書いて貼る。

10月21日 土曜日

天気:☀️ ↔︎ ☁️
売上:¥44,064(13件)

  • BOOK SHOP TRAVELLER で棚を借りているという方が来店。棚をほめてくださった。

  • 外に雑誌を並べているところに(雑誌は脚の上に置いて)30分近く座っていた3人組の方がおられた。椅子を持って行って、本は商品なのでお預かりしましょうかと声を掛けたらすぐ立ち上がって歩いて行った。

  • イベント書籍付きチケットを購入されて当日いらっしゃらなかったお客さまが2名おられたので、以下のように連絡しました。

    • -----------
      透明書店の遠井と申します。10/19イベントチケットにお申込みいただき誠にありがとうございました。
      当日ご来場になれなかったと存じますが、書籍付きチケットをご購入されていますので、書籍『より良い世界のためのデザイン』につきまして、
      ①透明書店にてお取り置き(ご都合よいときにご来店いただき受け渡し)
      ②ご希望の所在地に郵送(発送料 ¥370を頂戴します)
      以上のどちらか、ご希望の方をお知らせいただけますと幸いです。
      よろしくお願い申し上げます。
      ---------

  • 「猫の本はありますか」とお客さまに聞かれた。アンケート開始以来2回目。くらげに聞いてみると3冊提示してきて、そのうちの『迷い猫あずかってます』を購入された。ふだんは札幌在住で仕事で3ヶ月この近所に滞在していて気になっていたとのこと。長く飼われていた猫が春に亡くなって、その後初めての旅だと仰っていました。

10月22日 日曜日

天気:☀️
売上:¥43,859(13件)

  • 17時半以降は静か。それまでは全時間帯あまり人が途切れなかった。明らかに夏より人通りも戻っている。

  • 複数点購入のお客さまが多かった。

  • イベント「文フリのススメ」のフライヤー(店内掲示しているものの縮小版)を少し作って、TOKYO PiXELさんに置いてもらいに行きました。代わりに展示のフライヤーをもらってきました。

  • 今日でオープンから半年。売れゆきのいい本たちを紹介します。

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透明書店オープン~2023.10.21書籍売上(単位は冊数)

総合トップ10

①0メートルの旅 日常を引き剥がす16の物語(岡田悠、ダイヤモンド社) 26
②好きよ、トウモロコシ。(中前結花、hayaoki books) 23
②翻訳できない世界のことば (エラ・フランシス・サンダース、創元社) 23
③こどもの夢中を推したい (佐藤ねじ、freee出版)18
④どこでもいいからどこかへ行きたい (pha、幻冬舎文庫) 15
④コジコジにきいてみた。モヤモヤ問答集(さくらももこ、ブルーシープ) 15
④レシート探訪(藤沢あかり、技術評論社) 15
⑤ウルトラニッチ(川内イオ、freee出版) 14
⑥いいお店のつくり方 保存版(IN/SECTS編集部、LCCインセクツ) 13
⑥のびのび働く技術(リズ・フォスリエン&モリ―・ウェスト・ダフィー、早川書房)13

上記を除く、カテゴリ別トップ

  • 透明:

    • 言葉の展望台(三木那由他、講談社) 5

  • 蔵前:

    • 「好き」を仕事にする働き方(イッサイガッサイ東東京モノづくりHUB、Book&Design) 4

  • 実用書:

    • はじめての統計学 レジの行列が早く進むのは、どっち!?(サトウマイ、総合法令出版) 4

    • シェアする美術 森美術館のSNSマーケティング戦略(洞田貫晋一朗、翔泳社) 4

    • 自分で「始めた」女たち(グレース・ボニー、海と月社) 4

  • 自由:

    • 愛するということ(エーリッヒ・フロム、紀伊國屋書店) 8

  • 楽しさ:

    • センス・オブ・ワンダー(レイチェル・カーソン、新潮文庫) 5

  • 自然体:

    • 倒産した時の話をしようか(関根諒介、freee出版) 7

  • 仕事:

    • 「ない仕事」の作り方(みうらじゅん、文春文庫) 8

  • 学び:

    • なぜ学ぶのか(出口治明、小学館Youth Books) 7

    • 香山哲のプロジェクト発酵記(香山哲、イースト・プレス) 7

  • 経済:

    • 整体対話読本 お金の話(川﨑智子・鶴崎いづみ・江頭尚子、土曜社) 3

  • 経営:

    • 13歳からの経営の教科書(岩尾俊兵、KADOKAWA) 4

    • 経営者の孤独。(土門蘭、ポプラ社) 4

  • 業種別:

    • 教養としてのラーメン(青木健、光文社) 8

  • 偏愛:

    • 本で床は抜けるのか(西牟田靖、中公文庫) 9

  • 絵本:

    • おさるのジョージ ポケットえほん(ポプラ社) 5

  • 解放:

    • 人生で大切なことは泥酔に学んだ(栗下直也、左右社) 5

  • リトルプレス:

    • わたしを空腹にしないほうがいい 改訂版(くどうれいん、BOOKNERD) 11

  • テクノロジー:

    • ドラえもん最新ひみつ道具大事典(藤子・F・不二雄、小学館) 9

  • スモール:

    • ゆっくり、いそげ カフェからはじめる人を手段化しない経済(影山知明、大和書房) 7

  • いりぐち:

    • 海の見える無人駅(清水浩史、河出文庫) 5

    • ハンチバック(市川沙央、文藝春秋) 5

    • おいしいごはんが食べられますように(高瀬隼子、講談社) 5

小さな出版社トップ10

①エトセトラ vol.8(鈴木みのり・和田彩花編、エトセトラブックス) 9
①私の生活改善運動(安達茉莉子、三輪舎) 9
②死者の民主主義(畑中章宏、トランスビュー) 6
②送別の餃子 中国・都市と農村肖像画(井口淳子、灯光舎) 6
③IN/SECTS vol.16 本をつくる(LCCインセクツ) 5
③「家庭料理」という戦場(久保明教、コトニ社) 5
③せいいっぱいの悪口(堀静香、百万年書房) 5
③ちょっと踊ったりすぐにかけだす(古賀及子、素粒社) 5
③天才による凡人のための短歌教室(木下龍也、ナナロク社) 5
③思いがけず利他(中島岳志、ミシマ社) 5

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透明書店オンラインショップで一部商品を販売中です。


デザイン:Samon inc. 編集:株式会社ツドイ 

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中央に「透明書店バックヤード」のタイトルと本が画面中に散らばっているキービジュアル。

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